CASE相談案件

24時間酸素療法が必要な方のケース

・90代男性の方で要介護度2。現在は住宅型有料老人ホームに入所中です。
・ご予算は20万円で介護付有料老人ホームへの入居希望です。

ご相談内容

今回相談に来て下さったのは市内在住のご本人のお孫様でした。
ご本人のお子様は県外にお住まいで、コロナ禍ということもあり、入所中の施設やケアマネジャーとのやり取りはお孫様がすべて行ってきたそうです。

元々の持病が悪化し、酸素吸入が常時必要となり、介護付きで酸素吸入の方の対応が可能な施設をお探しでした。

酸素吸入を常時必要とされている方は、酸素供給装置が必要になります。
しかし、酸素供給装置を管理するには、看護師と装置を取り扱う業者が連携して、酸素ボンベ等の交換・補充を行います。
また、常時酸素の吸入を行う「在宅酸素療法」は、酸素流量や吸入時間を医師からの指示による医療行為にあたります。そのため、看護師が常駐、または医師と24時間いつでも連絡がとれる体制を備え、過去に「在宅酸素療法」を受けられているご利用者様を受け入れたことがある施設を、ご家族が通いやすい立地条件を満たす点も踏まえ、紹介プランを作成しました。

その後、ご利用者様・ご家族と面談させていただき、4施設をご紹介しました。
その中で2施設のご見学を希望され、各施設の見学日程の調整、見学同行をさせていただき、最終的に、見学された内の1施設を気に入ってくださり、入所の運びとなりました。

今回の相談案件ではご利用者様の日常的に医療行為が必要な場合の施設紹介でした。
受入れ可能な施設は増えては来ているものの、まだ需要に応えきれる件数に至っていないことも現実としてあります。
今後医療面も充実した施設が増えていくことで、ご利用者様ならびにご利用者様の選択肢が、より多くなればと思います。