日々のレクリエ―ション
老人ホームでは、様々な趣向を凝らしたレクリエーションが企画されています。
楽しみながら身体機能の向上や脳の活性化が期待できる内容が多く、手先を使う折り紙などの工作、漢字ゲーム、簡単な計算ドリル、カラオケ、体操などがあります。
また、囲碁、将棋、麻雀や生け花、茶道など、趣味として嗜んできたものも多く取り入れられています。
講師はホームのスタッフやボランティアなどが担当することが多いですが、内容によってはプログラムそのものを業者に依頼、外部講師を招く場合もあります。
また、師範クラスの腕前を持つ入居者自身が講師となることもあります。
レクリエーション一例
ラジオ体操
短時間で効果的に体を動かすように作られた体操。ストレッチ効果はもちろん、短時間で行えます。
嚥下体操
誤嚥は食べ始めのひと口目に起こりやすいので、食べる前に準備運動を行うと効果があります。顔や首の筋肉の緊張を解いたり、鍛えたりするのが目的です。
歌・カラオケ
音楽活動にはリフレッシュ効果があります。また、歌う際は肺を使うため心肺機能のトレーニングにもなり、心と身体を同時にケアできます。
しりとり
だれもが簡単に参加でき、楽しめるしりとり。前の人が言った言葉を覚えることと、その最後の文字から始まる言葉を思い出すことが脳のトレーニングにつながります。「3文字限定」「地名限定」と言ったローカルルールを入れ、難易度を調整し行う事もあります。
脳トレ
脳を刺激するレクリエーションには、高齢者の認知症の予防や進行抑制といった効果が期待できます。簡単なクイズやリズムのレクなど、みなさんで気軽に参加できる 脳トレから始めたいです。また、レク以外にもデイサービスで自由時間にパズルをしたり、将棋などのゲームをしたりすることも脳トレのひとつです
時折、幼稚園の園児が老人ホームを訪問し、高齢者が子供に昔の遊びを教えたり、一緒に絵を書いたり、昔話を聞かせたりと子供達と触れ合う機会があります。かわいい子供達と触れ合うことでたくさんの笑顔が溢れます。
施設別レクリエーション
介護付き有料老人ホーム
設置基準に、入居者の要望を考慮し運動、娯楽等のレクリエーションを実施する事とあり、どこのホームもレクリエーションは行っています。内容は様々で音楽活動や体操教室などがあります。ハイクラスのホームになると茶道教室や、陶芸、フラワーアレンジメントなど専門の講師を招きサービスを受けることができます。
住宅型有料老人ホーム
基本的に介護付き有料老人ホームと同じく週間や月間でプログラム化されている所がほとんどです。中でもカラオケや脳トレは人気のレクリエーションです。
サービス付き高齢者向け住宅
レクリエーションの基準はありませんが、ほとんどの施設では定期的に行っています。週1の所からほぼ毎日行っている所等様々です。60才以上の自立の方から入居できるため比較的元気な方のプログラムが多いです。入居者同士で個人的にサークル活動を行っている事もあります。
グループホーム
グループホームの入居者の対象が認知症を患っている方となります。過去の自分を取り戻す手段、進行の予防をするために、脳トレや回想法等を含んだレクリエーションを積極的に取り入れています。